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配分の難しさ

配分といえば、何を思い浮かべますか?

・料理の調味料

→匙(さじ)加減で個々の好悪の味になる。

実際、マカロニグラタンを作ったとき一発目の味見で満点を出したが、食べ続けるのを考えていなくて、最後の方は味が濃すぎてコッテリして、完食時に水がぶ飲みして失敗をしたことがあります。

・受験の時の配点比率
→特に受験科目が多い、国公立大学2次試験にあるあるですが、苦手な科目の配点比率が低い大学を選択することはよくあります。

あとは、大学の偏差値を上げようとたまに、地方国公立大学などや私立大学など、理系科目の数学などを省いたりして受験科目を最小にし、自校の偏差値を引き上げたり推薦入試などの特殊入試などなど、受験生を増やそうとする目的でやることが好例です。

以前、テレビで有名企業人事部長が、最近は国立大学T大より私立K o大学の偏差値が高いと聞いて、ビックリした記憶があります。

数学的(論理的)思考をすれば上記のカラクリが理由なのは解りますよね笑

以前、中華航空に搭乗していた際に目撃した台湾の高校生たちが、ガチガチの数学の問題、英文訳や英作文を修学旅行の合間に真剣にやっている姿を見て、日本の学力低下、国富の減少、貧困化も納得しました。

余談ですが、ビートたけしさんの母のさきさんは、
「貧乏がいやなら勉強しろ!」
これが口癖だったそうです。

その結果、長男は会社経営者に、次男は大学教授にそして三男は「世界の北野」になったのです。
でも、たけしさんが大学を卒業間際に辞めて、浅草のストリップ劇場に入ったときは腰を抜かしたでしょう。

たけしさんは、明大数学科を中退してますが、バリバリ数学は得意な方です。
(昔、コマネチ数学科ってバラエティでよく難問数学を正解していました。)

結局、数十年前のように受験科目で多数必須科目を科して、学生に強制的に勉強せざるを得ない制度設計へ戻すべきだと思います。

アメリカのように世界から有能な人を招聘(しょうへい)することなく、「自前の国民」を主体に国家運営する我が国の方針ならば、なおさらだと思います。

日本の受験システムは、明らかに学力重視から外れて世界の先端技術に追いつけない制度設計をしているのではないか?と邪推します。だから、最近は海外の企業に

いてこまされる」(あえて関西語)のでしょう笑と思いました。

・経営するときの人材配置や役割分担、人事評価
→医師看護師しかできない仕事は、専門職に。

それ以外の連絡や事務作業は、全て事務員に。

できる仕事できない仕事を適正に合わせて分配する。

男は18歳、女は16歳を超えたらほぼ思考形態や価値観、適正能力は変わらないというのが、今まで人を雇用してきた感想です。

弱点を伸ばすのではなく、得意をひたすら実施する人員配置を整え、離職を少なくして、処理能力を高め、少数精鋭でやる。

その結果人件費は最小化して、財務上筋肉質の組織を作り上げていく。

そして、残念ながらついていけない方は自然と退職を申し出てきます。

会社や法人は、「学校」ではないですから、しかたないですよね。

最終的には、配分をしていくのが経営者の仕事だと思います。

受験シーズンなので、「理事長雑感」としてふと呟(つぶや)いてみました。